2014年12月9日火曜日

BRIDGESTONE RADAC レストア 5

今日はリアホイールに装着されているボスフリーの分解。
手順としてはホイールに装着したまま分解すると作業が楽です。

古い自転車の場合、回転系パーツはかなりキツく閉まってしまって外すのに苦労します。そこでホイール全体を使ってうまく力をハブに伝えてやると多少は楽に外せると思います。

まずはギアを外す。写真を撮るのをわすれてました。外し方は2本のスプロケットリムーバーを使ってトップだけを反時計回りに回して外す。するとあとはカセット式になっているのでこんな感じにスペーサーと共に外れます。

次はボスフリーの分解です。こんな感じに中央に2つの穴が開いているのでそこにピンスパナを突っ込んで時計回りに回していきます。ツールセットにピンスパナが含まれているのですが、困ったことにピンが太すぎて入りませんでした。それにくわえてピンの長さも足りず穴に届かない・・・。しかたがないのでラジオペンチでなんとかボスフリーの分解に成功しました。相当固かったです。

この黒い蓋を外すとベアリング玉がむき出しになります。どこか飛んで失くさない前に数をしっかり数えましょう。上に32個。そしてそのまま持ち上げると下玉がバラバラバラ~と落ちますので皿なりタオルなりで受け止めてあげましょう。下には40個。
あとはハブからボスフリーの台座をパークツールのフリーホイール リムーバーを使って反時計回りに回すだけ。コレも相当固いので気合入れて下さい。

これで分解完了。しかし・・・、グリスらしき固形物が確認できるものの、水分量ゼロ(笑)。中は完全に干からびていました

さらにもうひとつ。ダイソー100均で面白い工具を見つけました。まともにピンスパナを買うと結構高いのです。素材もブラスで思ったよりしっかりしています。外すときは中央のシャフトが邪魔になって使えないが、締め込み時は使えそうです。ピン部分も長いし細いし幅も可変式で充分チカラを伝えられそうです。

ツールセットに含まれているピンスパナと比べるとこんな感じ。ダイソーの工具類も探せばいいものがたくさんあるよ。

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