2015年9月5日土曜日

振れ取り台いろいろ

今回PWT 振れ取り台 WTS12の購入をきっかけにこれに似た振れ取り台について色々調べてみました。探すと似たような製品がいろいろ出てきますねー。

まずは王道のパークツール TS-2.2P 振取台。アメリカのサイクル工具メーカー。日本では株式会社ホーザンが輸入販売を手がけている。プロショップや殆どの上級者はコレを使っているのではないだろうか。ツール・ド・フランスの映像を見ていてもチームのメカニックなんかはコレを使っています。ロングセラーでありながら何度かバージョンアップされているので各所の欠点も解決されているのだろう。ただし、素人には手が出にくい価格である。本体価格42,000円に加え、PARKTOOL(パークツール) 専用ベース TS-2/2.2用 TSB-25720円。この専用ベースがないと振れ取り台が前後に倒れやすいのでこれは必須オプション。さらに精度を高めたい人はPARKTOOL(パークツール) ダイヤルインジケーターセット TS-2/2.2用 TS-2Di19,960円。オプションパーツが豊富だが全部揃えるとかなりの額。





ユニオールのユニオール スタンド ホイールメンテナンススタンド PRO37,756円。だいぶ安くなりました。パークツールとそっくりですね。どっちが先に発明したのかは不明だが。ユニオールはスロベニアの老舗工具メーカー。こちらはアームの下にチョロっと支えがあるので倒れなさそう。単体で使えるみたい。









ヴァールのVAR CR-07500 振れ取り台。ヴァールはフランスの老舗メーカー。今年2015年で70周年みたいです。価格は46,960円。なかなかいい値段しますね。おフランス製だからかな(笑)日本では正規のディーラーが無さそう。取り扱ってる販売店はあっても直輸入なので高いのかな。








次はGIZA PRODUCTSのGIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) SC-921D ホイール トゥルーイング スタンド 触れ取り台 TOL3100043,200円。GIZA PRODUCTSは株式会社マルイのプライベートブランドみたいです。情報が少なすぎて詳細は不明。この株式会社マルイはSchwinnやCenturionの自転車の輸入総代理店であったりTiogaのオーナーだったりするみたいです。大雑把に言うと自転車の総合商社かな?謎が多い企業です。このご時世、ネット上には情報がほとんどありませんでした。画像をよく見てほしい。センタリングするためにゲージを左右に微調整するノブとメモリまで付いている!ひょっとして振れ取り台の中では一番高性能なのかもしれない。



今回購入したのがコレ。PWT 振れ取り台 WTS1213,930円。破格の値段!値段が安いので剛性が低いのでは?と思われがちだがそんなことは無い。しっかり剛性も高い。AmazonやYahoo Shoppingや楽天でもジワリジワリと売れ筋ランキングを上昇してきてます。











次に紹介するのがBIKE HANDのBIKE HAND(バイクハンド) WHEEL TRUING STAND TL-BH-020。どうみてもPWTとまったく同じですね。BIKE HANDの方が先に販売していますが。しかし、こちらの商品は23,760円。PWTとはかなりの価格差。











こちらはSuperBの振れ取り台。日本での販売サイトは無さそう。しかし、Super B precision tools co., ltd. という台湾のちゃんとした会社です。この企業、けっこう品揃えがいい。世界最大の自転車企業GIANTがある国だけあって自転車工具の市場もかなり大きいのかもしれない。ぜひ日本でも展開してほしい。



今回、似たような振れ取り台を探していく中で気がついたことは大手メーカーを除きどれも同じ製品を自社ブランドとして販売しているところが多い。OEM生産ODM生産を利用した企業が多いと言うこと。OEMとは、Original Equipment Manufacturingまたは Original Equipment Manufacturerの略語で、委託者のブランドで製品を生産すること、または生産するメーカのことです。ODMとは、Original Design Manufacturingの略語で、委託者のブランドで製品を設計・生産することをいいます。生産コスト削減のために製品またはその部品を他の国内企業や海外企業などに委託して、販売に必要な最小限の数量の製品供給を受けることにより、委託者である企業は大きなメリットを享受できます。さらに詳しくはhttp://www.jetro.go.jp/ で。

PWTもこのODM生産を利用したメーカーだと思います。これは消費者にとっては良いことで、自転車はパーツひとつ外すのに専門工具を必要とするのでできるだけ安くて丈夫なモノが欲しいわけです。頑張って欲しいですねー。デメリットとしては、在庫がなくなり次第販売停止のモノが多いかな。なので欲しい工具が販売され次第思い切って購入するのがいいのかもしれない。すでにPWT WTS-1924はもう取り扱って無さそう。

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